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​ご挨拶

若村智子

日本看護技術学会第23回学術集会

学術集会長 若村 智子

(京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻)

 この度、第23回日本看護技術学会第23回学術集会を令和7年10月11日(土)・12日(日)に、「その繰り返しを受け継ぐ看護の技と心」をテーマとして、開催させていただくことになりました。

 

 すべての会員、関係者の皆様に心より感謝申し上げます。会場は、京都東山の麓に位置する京都大学吉田キャンパスの京都大学百周年時計台記念館(京都市左京区吉田本町)です。

 看護学は、古代からひとりひとりの命や健康、くらしに深くかかわり、技術を用いて支援してきました。近年、都市機能の24時間化や人手不足などの社会的変化により、私たちの生活スタイルが大きく変貌し、不規則な生活を余儀なくされる人々が増加しています。その結果、概日リズムの乱れに起因する睡眠障害や、さまざまな健康問題が増加し、社会的な喫急の課題としての解決が求められています。当然のことながら、24時間体制で看護技術を提供する看護職の健康も、このテーマに含まれます。

​ 本学術集会では、先人から受け継がれてきた看護技術の心に、この現代生活の実態を重ね合わせて、看護技術を考えることにいたしました。また、新しい試みとして、1日のみ参加の登録区分も設ける予定です。これにより、看護臨床家の方をはじめとする多くの方に、気軽にご参加いただき、膝をつき合わせて議論を深めたいと思います。過去の学術集会の実施にならいまして、本学術集会も、受け継いだ看護技術を未来につなげる契機となることを期待しています。

 なお、会期が大阪万博2025のフィナーレと重なりますので、近畿一円のホテル事情が予測できません。ぜひお早めに宿を確保していただき、京都にお越しください。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。​

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